フィコシアニンの原料供給に注力/DIC

2024年11月1日

「肌の潤い」で機能性表示に対応

DIC(東京都中央区)は、「スーパーフードの王様」と呼ばれる微細藻類・スピルリナのリーディングカンパニー。

同社の「DICスピルリナ」は、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂肪酸、食物繊維など50種以上の健康・栄養成分を含み、中でもタンパク質を55~70%と高含有することが大きな特徴。動物試験では消化吸収率が95%に達することも分かっている。

こうした特性から、最近では粉末プロテインやタンパク質強化を訴求する食品などにスピルリナが採用されるケースも増えているという。

なお、同社では今秋よりスピルリナに含まれる青色素・フィコシアニンの健康食品原料としての供給を本格スタートする。

フィコシアニンは、天然の青色素として約40年の販売実績を持ち、飲料や氷菓、スイーツなどの加工食品からラーメン、カレーなどの外食メニューに至るまで、さまざまな分野で採用されてきた。

一方、同社ではフィコシアニンを用いたヒト臨床試験で肌の保湿性向上やシワ・はりつやの改善、弾力性の向上といった効果を確認し、2020年にはフィコシアニンを関与成分とした機能性表示食品「フィコナ スキン モイストリフティング タブレット」【写真】の届出が完了。優れた体感性が評価され、40~60代の女性を中心に高いリピート率を獲得している。

フィコシアニンの原料供給に関しては以前から多くの問い合わせがあるといい、豊富な食経験と万全な品質管理体制、そして確かな機能性を武器に新規性の高い美容・アンチエイジング素材として提案していく。


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