耳鼻科歯科とも連携、PET検査対応で独自性/協和トライアル

2024年11月19日

統計解析サービスにも注力、細かい条件も正確かつスピーディーに

 特定保健用食品の申請全盛期から臨床試験を数多く経験してきたスタッフが、試験運用に携わる協和トライアル(札幌市中央区、☏011-200-9431)は、耳鼻咽喉科クリニック内に臨床試験専用の部屋を設け、耳鼻専門の設備とより細部にわたる試験ができる設備も導入していることから、他社では難しいオージオメータを使用した聴覚試験や耳鳴りに対する試験など独自の強みを生かした特徴的な試験が可能だ。

 また、提携の医療機関では、アルツハイマー型認知症やMCI(軽度認知障害)など認知機能に関する試験において、βアミロイドの蓄積を測定する「βアミロイドPET検査」や、脳の唯一の栄養源であるグルコースの代謝能を測ることで脳の機能を測定する「FDG-PET検査」といったより精密な試験も可能だ。

 もちろん、血糖値や体脂肪、中性脂肪、コレステロール、ロコモティブシンドローム、睡眠の質、腸内フローラ、尿酸値、肝機能、抗疲労など幅広い訴求に対して試験が可能。提携先に歯科クリニックもあるため、口腔ケアなどの試験も対応できている。摂取物の成分動態確認試験や安全性試験(長期・過剰)などもでき、その規模も、小規模から大規模まで対応可能となっている。

 特定保健用食品申請や機能性表示食品の届出、販促資料作り向けの臨床試験などトータルでサポートする。特にクライアントの要望に応えられるよう、長年の経験と実績で培ったノウハウを持つ専門スタッフがおり、研究初期段階の相談から寄り添って対応されているのも強みの一つだ。

 統計解析のサービスに関しても力を入れており、細かい条件での解析や正確な処理をスピーディーに実施することが可能だ。


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