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第5回研究集会を開催/SAC研究会
2026年11月6日
ニンニクに含まれる機能性成分・S‐アリルシステインの啓もうならびに普及活動を行うSAC研究会は10月13日、第5回目となる研究集会「ニンニク成分『S‐アリルシステイン(SAC)』の研究最前線」を開催した。
研究会会長で京都府立医科大学大学院特任教授の市川寛氏による基調講演「外的刺激による抗酸化能誘導機構の解明‐運動・低出力超音波・S‐アリルシステインに共通するROS応答機構」では、「抗酸化能を起動するためには運動が確実な介入」とした一方で、「低出力超音波や食品因子といった非侵襲的な抗酸化能制御法の確立は高齢者や術後患者など制限がある人にも有効なサルコペニア対策、健康寿命延伸に向けた新しい介入戦略となることが期待される」と解説。30年以上にわたる活性酸素研究でさまざまな食品因子を調べるなか「SACが断トツに抗酸化を誘導する」とも話した。

日本大学薬学部薬理学研究室・小菅康弘教授は基調講演「成熟ニンニク由来S‐allyl‐L‐cysteineの腎保護作用‐急性腎障害・慢性腎臓病・腎老化に共通する病態基盤に着目して」で、急性・慢性腎障害と腎老化に共通する病態過程に対するSACの作用を考察。マウス試験での腎機能低下抑制、腎保護作用などこれまでに報告されているSACの成果が紹介された。
そのほか、岡山県立大学保健福祉学部栄養学科・山本登志子教授による招待講演「SACによる炎症やストレスに伴う抑うつ様行動の改善」や、備前化成研究開発部・江口良二氏による一般講演「SACの抗疲労メカニズムの解明および認知機能改善効果の新知見」などが行われた。
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