殺菌ビフィズス菌「ビフィズスリムKHM001」/キティー

2022年11月2日

コレステロール排出作用を高めることが明らかに

キティー(東京都中央区:KITII|株式会社キティー)は、ヒト由来のビフィズス菌を独自の方法で加熱処理し粉末化した「ビフィスリム菌KHM001」を供給している。

モニターでの臨床試験では、健康な成人に対して同素材(100億個/日)を2週間摂取させ、摂取前後の腸内フローラをT‐RFLP法により解析。善玉菌量の増加率及び悪玉菌量の減少率は生菌ビフィズス菌と同水準であることが確認された。アンケートでは、お通じの回数・便臭改善が明らかになっている。

最新の研究では、invitroの試験にて同素材がコレステロールを吸収する腸管細胞に対しコレステロール吸収後の排出作用を高めることが確認された。これにより、最終的な取り込み量を 抑制する機能を有する可能性が期待できる。

殺菌体であるため加工時に濃縮が可能となり、より多くの量を摂取できる。また、分散力に優れ、製品の風味や食感を損なわずに加工できるため、オーダーメイドサプリメントや飲料、レトルト食品、焼成菓子、調味料などのあらゆる食品への添加が可能だ。アレルゲンフリーで製造ラインでのコンタミも気にせずに使用できることもメリットだ。

大麦エキス乳酸菌発酵粉末「ファーベックスKT」、むずむず脚症候群改善で特許取得

また同社は、大麦エキスを麹・酵母・乳酸菌で発酵させたエキス粉末「ファーベックスKT」を取り扱っている。

invitroでのオリゴ糖との比較試験では、同素材がより速やかにビフィズス菌を増殖させることが確認されている。

さらに、発酵により増加した遊離アミノ酸が腸内細菌の栄養源となり、ドーパミン代謝の促進に関与することが分かっている。これに関連して、国内の患者数が約500万人で女性に多いとされる「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」の改善効果を持つ食品原料としての特許を取得。

腸内環境改善、便通改善とともに、女性向けの素材として提案を強化している。

関連記事