アガリクスKA21がアスリートのQOLを改善/東栄新薬

2022年12月23日

「未病と抗老化」に論文発表

東栄新薬(東京都三鷹市)は、露地栽培アガリクスKA21株を用いたヒト臨床試験で健常人およびアスリートのQOL改善作用を確認し、「未病と抗老化」(2022年11月)に論文を発表した。

健常人対象の試験では、被験者にKA21を900mgまたは1500mgを3か月間摂取させたところ、「肌のしなやかさ」「張り」の改善傾向が見られたほか、「抜け毛」「白髪」の有意な改善、「髪のコシ」の改善傾向が見られた。体調の変化では「疲労感」「目の疲れ」「肩こり」「冷え性」の有意な改善、「ストレス」「ドライアイ」の改善傾向、睡眠状態では「目覚めの良さ」「日中の覚醒困難」の有意な改善が確認された。

一方、日常的に週2回以上の運動を行うアスリートにKA21を体重60kg当たり900mg/日を8週間摂取させた試験では、「疲労感」「睡眠の質」「心理状態」「集中力」「筋力状態」「持久力」「パフォーマンス」「回復力」の有意な改善が認められた。この結果から、健康食品・サプリメントとしてKA21を配合することで、アンチエイジングやアスリートのパフォーマンス向上効果が期待できると結論付けた。

KA21に関してはアンチドーピング試験も実施されているため、今回の研究を武器にスポーツニュートリションへの提案も強化していく考え。