サフラン由来睡眠素材「サフリープ」上市/オリザ油化

2023年6月2日

睡眠から起床後まで6つの機能で一日をトータルサポート

オリザ油化(愛知県一宮市)は、機能性表示対応の新たな睡眠改善素材としてサフランエキス「サフリープ」をこのほど上市した。

同素材は、香辛料として広く利用されているサフランのめしべ(柱頭)を由来とし、特徴的な成分としてカロテノイドの一種・クロシンを3・0%以上で規格している。

その機能性については①入眠までの時間短縮、②深睡眠到達、③中途覚醒の減少、④夢みの改善、⑤起床時の眠気改善、⑥物事をやり遂げるのに必要な意欲の維持、という6つの効果が確認されており、睡眠中から起床後まで、一日のトータルサポートを訴求する。

機能性表示食品制度では「入眠までの時間を早くし寝つきを良くする機能、良質な睡眠(ぐっすり眠れること、眠りが深いこと、睡眠中に目が覚めないこと)をサポートし、すっきりと目覚められる機能、日中の眠気を軽減し、物事をやり遂げるのに必要な意欲を維持する機能が報告されています」とのヘルスクレームを想定し、早ければ夏ごろの届出受理を目指す。一日当たりの摂取目安量が22mgと非常に少ないため、処方設計上の負担となりにくいことも特徴だ。

このほか、同社では機能性表示対応の睡眠改善・抗ストレス素材として「パッションフラワーエキス」および「オリザギャバ」の提案に注力。

パッションフラワーエキスは「仕事や家事などの日常生活で生じる一時的な活力感(元気いっぱい、活力にあふれていたなど)の低下を軽減する」とのヘルスクレームで受理実績を持ち、機能性関与成分は「パッションフラワー由来フラボノイド」と設定している。

一方の「オリザギャバ」は、25年以上の販売実績を持つGABAのパイオニア的製品。機能性表示食品制度では①精神的なストレスや疲労感の緩和およびリラックス作用、②睡眠の質向上、③血圧上昇抑制、④肌弾力の維持、といったヘルスクレームで受理実績を持つ。

 最近では、「睡眠・ストレス」ニーズの高まりを受け、大手企業からの引き合いも増えているという。

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