膣内フローラ構成菌を提案/セティ

2024年7月5日

 セティ(東京都千代田区)は、良好な膣内フローラを保つクリスパタス菌やジェンセニイ菌、臨床試験において膣内環境改善エビデンスを持つ有胞子性乳酸菌「スポルス」など、多様なフェムケア向け乳酸菌を供給している。
 健康な膣内に存在する細菌叢・デーデルライン桿菌は、膣内環境を整える役割を果たしており、同社では、それらの膣内フローラを構成する乳酸菌を複数ラインアップ。
 ヒト膣由来の「クリスパタス菌(500億cfu/g)」、「高濃度ジェンセニイ菌(1000億cfu/g)」のほか、ヒト由来の「高濃度ガセリ菌(1000億cfu/g)」、「高濃度ラムノーサス菌(2500億cfu/g)」、「高濃度ロイテリ菌1000億cfu/g)」を取り扱っており、組み合わせることで膣内フローラ組成を再現できる処方の提案に力を入れる。
 高濃度シリーズは100gの小包装供給が可能なことから、使いやすさやコストパフォーマンスのよさの面も顧客に好評である。
 また、有胞子性乳酸菌「スポルス」を、細菌性膣症(BV)症状のある女性40人のうちプラセボ群(抗菌薬治療)とスポルス群(抗菌薬治療+スポルス20億cfu/日)に分けて90日間摂取させた試験では、スポルスを摂取した女性の80%で白いおりものやかゆみ、灼熱感などBVの症状が大幅に軽減。膣内環境改善効果が確認された【グラフ】。
 海外では、スポルスと膣内フローラ構成菌を組み合わせたフェムケアサプリメントも多数発売されている。

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