「沖縄発」の藻類素材に注力/金秀バイオ

2025年6月13日

フコイダンの製造ライン増強で供給キャパ大幅増

金秀バイオ(沖縄県糸満市)は、オキナワモズク由来フコイダンや微細藻類・ラビリンチュラといった「沖縄発」の藻類素材の原料供給・OEMおよび自社製品の販売に力を入れている。

主力製品のオキナワモズク由来フコイダンは、免疫賦活・抗腫瘍を中心に豊富なエビデンスを蓄積しており、近年は東南アジアなど海外での人気も高まっているという。

一昨年には自社製品の「沖縄フコイダン」が日本健康医療学会の「健康医療アワード」を受賞するなど、アカデミアからも高く評価されている。

昨夏には製造ライン増強が完了し、供給能力が大幅に向上。引き続き、国内外に向けてフコイダンの提案を強化していく。

微細藻類・ラビリンチュラは、自社培養による一貫した生産体制を確立。天候の影響や海洋資源の枯渇といった不安がなく、持続可能性の高い素材としても注目されている。

健食原料としては、ラビリンチュラからDHAを抽出したものが広く流通しているが、同社の原料は藻体をまるごと粉末化していることが特徴。

なお、藻体をまるごと摂取することの有用性については、琉球大学医学部の今泉直樹准教授らのグループと共同研究を行っている。

サプリメントのほか、一般食品や化粧品、ペット向けサプリメントなど幅広い分野に向けて提案を進めていく方針だ。

自社製品では、昨年立ち上げた新ブランド「沖縄」シリーズより、フコイダンやラビリンチュラなど6種類の藻類素材を配合した「沖縄マルチアルジ」【写真】、累計販売数80万個以上を誇る「沖縄フコイダン」などを販売。

同じく、昨年リリースした新ブランド「ナノリポ」シリーズでは、独自のリポソーム化(ナノ化)技術で吸収性を向上させた「ナノリポ フコイダン」を販売するほか、フコイダンなどリポソーム素材の原料供給および、原料の受託加工にも注力する。


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