【インタビュー】アダプトゲン製薬 水野春希氏

2026年7月16日

「インフォームド工場」で高付加価値のOEMを提案

アダプトゲン製薬 製造部 次長 水野 春希氏

アダプトゲン製薬(岐阜県多治見市)は、2018年にアジアの受託製造工場として初めて、世界基準のアンチ・ドーピング認証「インフォームド工場」を取得し、プロテインをはじめとしたスポーツニュートリションのOEMに注力している。本紙では、製造部次長の水野春希氏に「インフォームド工場」の特徴やプロテイン製造における強みについて聞いた。

インフォームド工場について教えてください。

水野 「インフォームド工場」は、製造施設内における禁止物質の混入リスクを最小限に抑えることを目的としたアンチ・ドーピング認証です。

定期的な監査やスワブ検査、サンプル分析などを実施し、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が定める禁止物質の混入リスクを徹底的に排除しています。

最終製品でインフォームド認証を取得する際は、インフォームド工場で製造されていることで工場確認工程が簡易化されるほか、認証取得費用も抑えられるため、短期間かつ低コストでの申請が可能となります。当社は認証機関である英国LGC社の日本法人とも直接連携しており、お客様の認証取得をスムーズにサポートしています。

プロテインの製造における強みは。

水野 インフォームド工場を取得する前後から粉末プロテインのお引き合いが増加し、これまでに多くの製造実績を積み重ねてきました。こうした経験と知識を生かし、付加価値の高いプロテインの開発・製造を小ロットできることが当社の強みだと考えています。

剤形は、200g~2㎏の大袋や500g~1㎏のボトル容器、飲み切りタイプの三方シールなど幅広い容量や包装形態に対応できます。設備の改良により、流動性の低い粉末プロテインを小袋に充填することも可能です。

近年はホエイを中心に原料の供給がタイトになっていますが、当社では独自の調達ルートを確保しており、安定した供給体制を構築しています。

「おいしさ」へのこだわりは。

水野 当社では、甘味料や香料の配合バランスを細かく検討し、お客様が求めるフレーバーの再現性向上に努めています。

さらに、抽出・濃縮・乾燥・粉末化といった原料加工の設備も保有しているため、植物や果実などの一次原料を加工し、粉末プロテインに配合することも可能です。近年はこうした独自性の高いフレーバーのニーズも増えています。

当社では粉末プロテインのほか、錠剤、カプセル、顆粒、ドリンクなど多様な剤形を製造できます。原料加工から製剤化、包装までの一貫製造はもちろん、ピンポイントのご依頼にも柔軟に対応していますので、お気軽にご相談ください。

―ありがとうございました。


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