原料加工受託に長年の小麦たんぱく製造のノウハウ活かす/長田産業

2026年9月24日

抽出・分離・乾燥を一貫対応

 長田産業(兵庫県宍粟市:https://www.nagatasangyo.co.jp/)は、動物性・植物性・微生物原料の加工について、抽出・分離・乾燥・検査まで自社工場で完結できる製造体制を整えている。

 70年以上にわたり小麦でん粉・小麦たん白の製造に携わる中で、原料から目的成分を取り出し、不要な成分を分離する技術と知見を蓄積してきた。こうした小麦の研究・製造で培った抽出・分離のノウハウを、さまざまな食品原料の受託加工に応用している。

 酵素処理や熱水抽出など原料に適した方法を選択し、遠心分離やフィルタープレスなどを組み合わせることで、成分を効率的に取り出す工程を設計している。さらに、乾燥設備(スプレードライヤー)も自社で完備しており、抽出した液体原料の濃縮から粉末化まで社内で処理できる。外部への工程委託を挟まず、全工程を管理できるため、品質を確認しながら効率的に製品化できる点も特徴だ。

 食品原料の抽出・分離に加え、乳酸菌などの微生物培養にも対応する。培養タンク、ジャーファーメンター、縦型遠心分離機を備え、培養後の分離、濃縮、乾燥まで幅広い工程に対応できる設備体制を構築している。

 ISO9001、HACCに基づく24時間稼働のオペレーションと充実した生産設備を生かし、少量の試作から大ロットの量産まで、スピード感を持って柔軟に対応する。

 技術力を備えた研究員によるラボテストにも力を入れる。顧客から依頼を受けると、実際の原料を用いて事前試験を行い、結果を提示することで、加工後の品質や仕上がりを確認した上で量産へ移行できる。さらに、製造工程を顧客に公開し、設備や加工の様子を実際に見学できるオープンな姿勢も特徴。こうした透明性の高い対応が、顧客からの信頼につながっている。


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