ウィルファーム/「テトラSOD」に注力

2023年12月13日

高SOD活性、SDGs対応など支持され、NMNとの併用で引き合い増加

 ウィルファーム(東京都中央区)は、スペインのフィトプランクトン・マリノ社が製造する微細藻類由来の粉末素材「テトラSOD」を供給している。3万IU/gという非常に高いSOD活性、少量摂取(5~25㎎)でスポーツやダイエットなどさまざまな作用が各種文献で報告されている、体感に優れている、SDGs(非耕作地で培養されており使用する水はリサイクルしている)対応などが顧客から支持されている。

 また今年、テレビ通販で同素材配合商品がヒットしたことで、「テトラSOD」のブランド認知も向上。NMNとの組み合わせ、商品のバージョンアップやリニューアル時における差別化素材として検討されるケースも増えている。

 「テトラSOD」はスペインのアンダルシア州にあるヨーロッパ最大級の自然公園で、世界遺産のドニャーナ国立公園に生息する微細藻類のテトラセルミスチュイが由来。製造元のフィトプランクトン社は、「テトラSOD」のみを製造する専門企業。特許取得の技術のもと細胞の形をこわさず自然かつ持続可能な生産方法のもと製造している。3種類の抗酸化酵素(SOD、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ)をはじめ必須脂肪酸、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などさまざまな栄養素を豊富に含み、高温耐性に優れていることも特徴だ。さらに、EUノベルフード、米国GRASなども取得しており、欧米市場ではドライアイの改善などアイケア用途で伸長しているという。

 海外で実施された32人のサッカー選手を対象にした臨床試験で、「テトラSOD」によるヘモグロビン増加、体脂肪低減、身体能力向上、新陳代謝の向上と心肺機能の向上、酸化ストレスに対する身体的反応の向上などを確認。さらに、同素材と妊娠に関する大規模臨床試験も進められている。 また、ウィルファームでは日本国内で「テトラSOD」による肌に関する臨床試験の論文化を予定するとともに、機能性表示も視野に入れている。 

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